「honto」ってなに?実店舗と連携できる電子書籍サービスを使ってみた

honto は様々なジャンルの本を取り扱うハイブリッド型総合書店です。
実店舗と連携することでポイントや取り置きサービスを実現し、忙しい人にもぴったりな今までにない電子書籍サービスですが

hontoってそもそもなに?
hontoのメリットやデメリットってなに?

といった疑問を持った方も多いと思います。

この記事ではそんな疑問を解消しつつ、記事の後半では年間30冊以上の本を電子書籍で読む筆者がhontoに対して感じた感想を書きました。

これからhontoを利用しようと考えている方は必見です。

※この記事の内容は2019年10月現在の情報です。

hontoとは?大手書店が展開する国内最大の電子書籍サービス

hontoとは、大手書店が展開する国内最大の電子書籍サービスです。

豊富なジャンルやサービスが好評で、2017年5月時点の会員数は400万人を超えています。国内最大級と呼ぶにふさわしい規模と言えるでしょう。

電子書籍サービスはそれ単体で本を購入し、読むのが一般的です。
しかし、hontoはネット書店のような使い方も可能で、何度も読み返したい本や試し読みで気に入った本を実際に購入できます。

hontoの運営会社は丸善、ジュンク堂、文教堂

hontoは

  • 丸善
  • ジュンク堂
  • 文教堂

の大手書店3社が合同で運営しています。

電子書籍を購入する際の不安点の1つに「サービス終了後も購入した本が読めるかどうか」という点が挙げられます。

hontoは国内有数の書店が運営しているので、そういった心配はなく本を購入できます。

hontoのメリット

ここではhontoのメリットを

  1. 実店舗で本を取り置きできる
  2. もらえるクーポンが多くて便利
  3. 専門家が本をおすすめしてくれる「ブックツリー」機能
  4. 実店舗購入でポイント倍増のチャンス
  5. 専用のリーダーを用意しなくていい

の5つに分けて解説していきます。

①実店舗で本を取り置きできる

これがhonto最大のメリットといっても過言ではありません。

試し読みで買いたい本を見つけたけど、実店舗に足を運ぶと在庫切れ…

なんて経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?

この機能はhonto上のネット書店の在庫切れを実店舗の在庫で補う、というもの。
レシピ本や教科書のような電子書籍では利用が難しい本も、この機能のおかげで確実に入手できます。

②もらえるクーポンが多くて便利

hontoでは様々なタイミングでクーポンがもらえます。
新規登録時には30%引きのクーポンが付与されるので、気軽に本を購入できます。

また、漫画や小説が映像化したタイミングでクーポンがもらえることもあるので、作品への理解度を一気に深めることも可能です。

そのほかにもジャンルや出版社に応じたクーポンもあり、新しい本に出会うきっかけにもなります。

③専門家が本をおすすめしてくれる「ブックツリー」機能

hontoには本の専門家「ブックキュレーター」が独自のテーマで選んだ本をまとめている、ブックツリーと呼ばれる機能があります。

ブックツリーの検索機能は使いやすく、ジャンルやキーワードを打ち込むことで本をまとめて調べられます。

その日になりたい気分に合わせて本を探し、すぐ読むことができるので、本当に(hontoだけに)便利です。


「知らなかったけど、実は欲しかった」

なんて本も見つけることもできるかもしれませんね。

④実店舗購入でポイント倍増のチャンス

hontoでは、実店舗で書籍や文房具を購入することでポイントが倍増するキャンペーンを定期的に行なっています。

他のサービスにはないポイント利率で本を購入することができるので、紙の本と電子書籍をどちらも楽しみたいという方にはぴったりです。

⑤専用リーダーを用意しなくていい

電子書籍の中には専用リーダーが必要になるものもあります。
hontoリーダーは以下の対応に対応しています。

  • Windows、Mac
  • iPhone、Android
  • Webブラウザ

これら全てをリーダーにすることが可能なため、非常に便利と言えます。

また1つのアカウントで購入した本は5台まで共有可能で、移動先で本を読む場合でも1つの端末にこだわって持ち運びをする必要がありません。

hontoのデメリット

hontoのデメリットは、

スマートフォンアプリからでは本を購入できないということ

にあります。

スマートフォンで本を読むためにはhontoのサイトで本を購入し、アプリにダウンロードする必要があります。

※試し読みの場合はスマートフォンアプリからでも購入可能。

アプリ1つで購入と読書を楽しめるという電子書籍最大のメリットを活かせておらず、残念な点であると言えるでしょう。

hontoを実際に使ってみた感想5選

①実際に本を買ってみた

ここでは実際にhontoを使い、本を購入する手順について感想を交えながら解説していきます。

まずはトップページから本を探します。今回は無料書籍を選んでいくので、無料の電子書籍をクリック。

少しページを下げるとジャンル別での絞り込み機能を発見。今回は経済・ビジネスを選択。

検索結果が表示されました。

種類が多くて悩みましたが、今回はここでは新しい経済学という本を選びました。

購入ページでは

  • カートに入れて購入
  • ワンステップ購入

の2つの購入方法を選べます。

カートに入れてから購入すると、数種類の本をまとめて購入できます。
たくさんの種類の本を購入したいという場合はこちらを選択しましょう。

ワンステップ購入とは、その場で本を購入するというもの。非常に便利ですが、この購入方法ではクーポンやポイントを適用できません。
有料書籍を購入する際は、クレジットカードの登録が必要になるので注意が必要です。

今回はすぐに読みたい、ワンステップ購入を選択。

購入が完了するとMy本棚に追加されます。

スマートフォンアプリをインストールしてログインすると、My本棚に追加された本が表示されます。

実際に開くと本が映し出されます。左右にフリックかタッチすることでページをめくれます。

画面中央をタップするとメニューが映し出され、しおりや目次の表示をはじめとした、様々な機能を使えます。

本文を長押しすることで、文章へのコメントとマーカー付けなどの機能が利用できます。
この機能こそ、hontoのスマートフォンアプリの強みと言えるでしょう。
実際にコメントとマーカー付けをしてみました。

小さいですが、本文横の「…」部分をタップすることでコメントを確認できます。

この本をはじめ、難解な本にもコメントやマーカーをつけることで読みやすくできるのは非常に便利ですよね。

読み終えた本はレビューを書くことも可能。
書かれたレビューは実際の購入画面に反映されるので、感想や評価を書いてみるのもいいですね。

②本の購入がとてもスムーズ

今回は無料書籍を購入してみましたが、サイトの操作が直感でわかるのでとても使いやすかったです。

hontoの会員登録も5分以内に終わりますし、クレジットカードを登録せずに読める無料書籍であればすぐに本を選んで読み始められます。

面倒な登録を最小限にして、読みたいときに本を読める設計にされているのは素晴らしいと感じました。

③スマートフォンアプリが使いやすい

hontoのアプリは、コメント機能やマーカー機能、タッチで読み進められる操作性が合間って非常に使いやすいリーダーとなっていました。

実際にスマートフォンアプリで本を読んでみましたが、購入した本が反映されるのも早く、買った本をすぐに読むことができたのも嬉しいポイントでした。

また、無料の本であればアプリからでも購入することができるので、試し読みをする際はこれ1つで完結するのも評価できます。

④充実のクーポンが新たな本との出会いを実現

hontoの登録時からもらえるクーポンは、ジャンルや出版社によって分けられています。
そのため、普段読まないジャンルの本を手に取るきっかけを作ってくれます。

半額クーポンが配布されることも多く、気軽に多くの本を読めるのは嬉しいポイントですね。

⑤ブックツリー機能が思った以上に便利

本の専門家である「ブックキュレーター」がまとめたブックツリーでまとめて本を検索できるのがとても便利でした。

私は小説が好きなのですが、他のサービスではジャンル別に検索した場合、漫画をおすすめされてしまい不便に感じていました。

ブックツリーではジャンルではなく、気分やキーワードから本を数冊提案してくれるのが気軽に選びやすく、読みやすい本を見つけやすかったです。

まとめ:hontoは心から本を楽しみたい方におすすめ

今回は大手書店が手がけるhontoについてまとめました。

結論、hontoは

紙の本も電子書籍もどちらも楽しみたい!

と考えている方におすすめできるサービスでした。

ブックツリーによる詳細な検索サービスで読みたい本を的確に見つけ、ポイントや取り置き制度で紙の本もより利用しやすくなっていると感じました。

登録や無料立ち読みはすぐに試せるので、まだ試していない方は一度hontoを利用してみてはいかがでしょうか?

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